❮BL❯ 俺はホモじゃないっ
出てくる出てくる意外な一面
つぎの日、俺はいつもどおり
家を出た。
もちろん、彼女もいない俺は
一人ポッチ。
だが今日は違った....。
「洸♡」
クラスで見せびらかす、
その整った顔の爽やかスマイルは
俺の重たいまぶたをすっきりとさせた。
「おはよーのちゅーは?」
「馬鹿。するかよ....」
「なんで?俺ら付き合ってんだよ」
「................................」
絶対嫌だと言わんばかりの沈黙を
続けていたら
殉が「ちぇ」とつまんなそうに頭をかいた。
「ちゅーがだめなら、手」
「手?」
「手つなご」
「お前なぁ、世間の目を気にするっていう選択はないのか?お前の頭にはっ」
「ないね。だって1週間で終わっちゃうんだぞ?
世間の目なんて気にしてたらあっという間に1週間なんて経っちゃうぜ」
....一理あるけど、
俺は世間の目を気にするからっ