新撰組〜ずっと一緒にいたい〜

他の幹部

一方上では…。


(なんや?アイツ気づいとるんちゃうか?時々こっち見てるしな…。バレるまで続けとけ言うたけどこれは無理やろ。)


などと、ぼやいていた。


チッ。


下手くそなんだけど。


こんなバレっバレの監察っているんだ?


『そこの上の…。えっーと。あ、監察さん。なんかうざいんで降りてきてください。』


そう言った途端に天井から黒い物体が落ちてきた。


?「なんやねん!気づいとるんやったらはよう言わんか!」


『あー。すみません。ついさっきまで存在忘れてました。』


?「はぁ。なんやねん。いつから気づいとったん?」


『いつって…。最初から?』


?「嘘やろー?!」


『本当です。』


適当に返事を返したらショックでうなだれていた。


にしても、大阪弁…。


やっぱり山崎烝かな?


山「あ、んなこと言ってられん!次の仕事行かな。俺は山崎烝や。よろしくな!あんたのことは知っとる。橘美梨やろ?」


ちょっと…。


私、今男装中だから…。


そんな私の思ってることが分かったのか、


山「分かっとる。皆の前では梨希ゆうから!じゃあな!梨希!」

< 38 / 83 >

この作品をシェア

pagetop