新撰組〜ずっと一緒にいたい〜
芹「沖田。おい。そこの隊士。何故ここに入った?」


いきなり芹沢さんは質問を投げかけた。


入った理由?そんなもの。


『ここが温かいからです。ここにいるとすごく安心するんです。』


芹「安心か。なるほどな。お前の名前は?」


『橘梨希です。』


芹「ふん。梨希か。お前なかなか面白いな。」


そう言って芹沢さんは歩いて行った。


自己紹介もせずに…。


沖「さっきの人は芹沢鴨さんです。近藤さんと同様に局長です。」


自己紹介をしなかったのに気づいて沖田さんが教えてくれた。


まぁ、全部知ってるんだけどね。


あの人はお梅さんと一緒に…。


あ、暗くなってしまった。


沖「ほら。行きますよ。」


『えっ?!』


暗い顔をした私に気づいてか、沖田さんは私を引っ張った。


やっぱり沖田さんの笑顔が怖かった。


多分色々言われるだろうなー。と思いつつ、部屋まで引きずられた。


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