新撰組〜ずっと一緒にいたい〜
芹「お主女だろう?」


はっ!?えっ?!い、いきなりですか!


てか、芹沢さんにまでバレてた?


芹「最初から気づいていたんだが。」


『そ、そうなんですか。』


芹「さて。梨希。お主まだ何か隠しているようだな?」


ビクッ!


正直、逃げたかった。


ここまで言い当てた人は初めてだったから。


芹「ははっ!無理に言わんでもいい。またいつか、教えてくれ。」


その顔は何故か悲しそうに見えた。


多分、自分の命がもう少しってこと、分かってるのかな?

でもおかしいな…。


芹沢さんはまだ暗殺されるなんて気づかないはず。


あ、待って。


確か芹沢さんは日頃の行いが悪かったはず。


自分でも自覚してるんだ。


それだったらやめればいいのに。


それをしないのは芹沢さんらしいね。


これだけで勘づくなんてさすが。


芹「さて。梨希。お主はもう帰れ。今日は疲れただろう。ゆっくり休め。」


『はい。』





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