新撰組〜ずっと一緒にいたい〜
あいにく私は腹痛の薬を持っていない。


だから、こうするしかないんだ。


『お願いします。これからのことは誰にも言わないでください。』


言うとまた私は…


斎「分かった。」


いつも通りの口調だったけど、何故だか信用できた。


私は"力"に集中した。


これは一瞬のこと。


ほんの一瞬。


これで、歴史が変わるといいけど。


斎「ん?なぜだ?急に痛みがなくなった気が…。」


不思議そうに斎藤さんは聞いてくる。


良かった。


ちゃんと成功した。


『これは、秘密なので。誰かに言われたら誤魔化しといてください。』


斎「あぁ。分かった。」


沖「一君?橘さん?大丈夫ですか?」


何故私にも大丈夫か。と聞いてくるの?


斎藤さんだけでいいじゃん。


斎「総司か。もう大丈夫だ。心配かけたな。」


沖「一君なにもなかったんですか?」


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