新撰組〜ずっと一緒にいたい〜
え…?!


芹沢さんが?!


沖「梨希?!どこ行くんですか?!」


考えるより先に体が動いた。


足は大和屋の元へ。


でも、大和屋は行ったことがないから道がわからなくてそこら辺の人に聞く。


教えてもらった通りに進むと火で燃えている一つの家があった。


それが多分大和屋なんだろう。


周りの人は野次馬根性丸出しで見ている。


芹沢さんは?


たしか、大和屋の屋根にいるはず。


大和屋の屋根の方向に目を向けると芹沢さんがいた。


『芹沢さん!』


芹「んあ?ああ。梨希か。」


『お願いです!こんなことやめてください!』


芹沢さんは考えるような顔になった。


芹「ふんっ。梨希がそういうのならやめてもいいだろう。火を消せ。」


こうして大和屋討ち事件は幕を下ろした。


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