新撰組〜ずっと一緒にいたい〜
沖「分かってます。と言ってももう遅いですけどね。」


土「それはそうだが、これ以上は気づかれないようにしろよ。」


沖「俺がヘマをするとでも思ったんですか?するなら左之さんでしょう。では。」


ピシャリ


梨希はいないようですね。


俺達に気づかれないように離れていったんでしょう。


はぁ。


めんどくさいことになりましたね。


事が片付いても梨希が無事でいられるかどうか…。


精神的にキツイでしょうしね。


やることはいっぱいありそうですね。


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梨希side


あれからか何日か経ち、ついに新見さんが切腹してしまった。


それは、1863年9月15日のことだった。


その日は一日中芹沢さんが引きこもってしまい、話しかけても返事は返ってこなかった。


次の日、部屋から出てきた芹沢さんは今までとは違い、あまりの顔の暗さにびっくりした。

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