❇︎*黒猫さんに導かれて*❇︎
私は職員室に向かう。
黒いスーツに身を包み、
私はいつもの光景の廊下を1人歩く。
ーーーーー訳もなく、
「せんせぇぇぇぇぇ〜♡」
後ろから、飛びついてくる女子生徒。
「清原せんせぇぇ、ここわかりませぇぇん♡」
隣から、質問してくる女子生徒。
しまいには、前から突進してくる女子生徒も現れる。
「清原せんせぇぇぇぇぇ〜〜♡♡♡」
わからないところを質問しに来るのはおおいに結構。
話しかけてくれるのも、もちろん嬉しい。
ーーけど、
さすがに、この数をいっぺんに相手するには
耳が100個以上いるだろう。