❇︎*黒猫さんに導かれて*❇︎
「清原さん、清原さん‼︎」
職員室の自分の居場所と言える位置に、
私は腰をかけていた。
だから、唐突に呼ばれたその名前に
素早い反応ができなかった。
私は、学年主任の鈴木さんに呼ばれていた。
小走りで鈴木さんの元へと向かう。
「なんでしょうか?」
ニコッと、笑みを浮かべた鈴木さんは、
私に言った。
「実はねーーーーー……」
その話は、私にとって嬉しい報告であった。
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