記憶
「うっ.」裕梨のうめき声が聞こえた。
俺は何が起こったのかわらかなかった。
裕梨が、目の前で崩れていった。
見ると裕梨の腹からは赤黒い血が出ていて、止まらなかった。
俺はやっと状況が分かり、すぐに救急車を呼んだ、
「裕梨!裕梨!しっかりしろ!今救急車呼んだから!裕梨!裕梨!」

ピーポーピーポーピーポーピーポー
救急車が来て裕梨を乗せていき、俺も乗り込んだ。
……………………………………………
「夏樹くん‼︎‼︎‼︎」
「なっちゃん‼︎‼︎」
裕梨のおじさんとおばさん、海梨が来た
「何があったんだ!」
おばさんは泣いて、代わりに父おじさんが聞いてきた
「裕梨が、買い物の…帰りに通り魔に…刺され…て、すいません。俺もいたのに
何もできなかった。
すいません。すいません。」

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