記憶
でも、あの日私は死んだんだ。
16歳の誕生日の1日前12月3日に、、
私には、彼氏もいた。彼の名前は
山本夏樹(やまもと なつき)顔はモデルかってくらいのイケメンで、髪の色 は赤茶(これ地毛です。)
私たちは幼馴染で私と夏樹が出会ったのは大きなヒマワリ畑だった。
私は家族と1人逸れて泣いていた。そんなとき夏樹と出会った。
「大丈夫だよ。絶対会えるから」夏樹はそう言って慰めてくれたんだ
夏樹は、あの日この町に引っ越してきたらしく、ヒマワリ畑を探検しに来ていたらしい。
これが夏樹との出会い。

そして 12月3日、私はカリの誕生日プレゼントを買いに夏樹とショッピングモールに行ったんだ。

そこで、私は通り魔に会い刺された。
私のお腹からは、赤黒い血が出ていて、ドンドン意識が薄れていった。薄れていく意識の中夏樹の声が聞こえたような気がする。
次に気づいたときは、病院だった。周りには、家族とそして夏樹がいた。
みんなが
「ユーリ!ユーリ!」って叫んでて、
あー私は死ぬんだなぁって思った。私は最後の力を振り絞って、カリを呼んだ。けど途切れ途切れの声で聞こえるはずないと思い、諦めようとした。その時カリが私の呼び掛けに気づいて来てくれた。
嬉しかった、でもそんなこと思える時間もなく、私はカリにこう伝えたんだ。
「カリ、大好きだよ。今までもこれからも。父さんと母さんにも伝えてね。タイにはごめんねって、でも幸せになってって伝えてね。もし、父さん達が泣いてたらカリが、前を向かせてあげて、貴方ならできる、
大丈夫、自慢の弟だからね。」
そして、死んだ。そんなに苦しくはなかった。
これが、祐梨としての記憶
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