記憶
保健室に着き、ベットに潜ると保健室独特の匂いがして、少し安心した。
私はこの匂いが好きだ。これは、前世の影響かなぁなんて思う。
山本夏樹。名前は一緒だった。でも、
あの独特な髪の色が違った。
背丈が違った。
声が違った。
いろんなところが、私の記憶と違った。

でも、私の直感があれは、私の知っている夏樹だ!と言っている。
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