記憶
教室に帰ると夏樹は、いきなりクラスの人気者だった。そりゃそうだよね。
だってかっこいいもん。
すると、1人の女の子が
「はーい、先生のあだ名決めまーす!」と言い始め、
あっという間にクラス会議が始まった
「先生はなつきっていうんでしょ
だから、ツッキーってどう?」
「賛成♪」とまあこんな感じで、夏樹のあだ名はツッキーに決まった。
すると、もう一人の生徒が
「ツッキーって彼女とかいるんですか」
と聞いた。
彼は「いたよ、昔はね。俺はその人が大好きだったんだ。でも、その人とはもう会えない。」彼は悲しそうに笑った。
「なんでぇ?」
「彼女は、死んじゃったんだ。通り魔に会って。」
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