貴方に出会えたから
たかが4歳

平仮名も読めるか読めないかだった。

同じく、書けるか書けないか。

でも、それが腹ただしかった。

お姉さんみたいになれない自分が。


当時、保育園と幼稚園というものは募集人数が少なく、抽選だった。

運が悪く私は引っかからなかった。

お母さんとお父さんは私が産まれる前に離婚。

女手一つで育ててくれてるお母さんの言うことには逆らえなかった。

だから昼間は大人しく家で1人待っていた。
< 77 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop