永遠に....
*

*

*

「灰原先輩、ちょっとよろしいですか?」

日和は一つ下の後輩に、呼び出された

日和は彼女の誘導によって、使われてない校舎奥の階段についた

「どうしたの?」

「あの....」

『こんな人気のないとろで...もしかして、数人出てきて、私を...』

日和は変な想像していると

「あのですね、灰原先輩は新垣先輩とどんな関係なのですか??」

「...はっ?!」

予想と違った質問に日和は戸惑う

「あとあと...」

「ちょっと待って 」

「なんでしょうか??」

「そんなこと聞くために、私を呼び出したの?」

「...はい」

「...」

つねに慎司と一緒にいる日和は、周囲の標的になっていた

中学のころは妬みからの呼び出しばっかだった

「えっと...慎司との関係は...簡単に言えばメイドみたいなものかな?」

「本当ですか!付き合ってないのですか??」

「...付き合ってないよ」

「そうなのですね」

満面の笑みで喜ぶ

その笑みを見て、日和の胸が少し痛んだ

「それでは、嘉樹先輩のことどう思いますか??」

「えっ嘉樹は、いい友人?」

「ありがとうございます」

ペコリと頭を下げて去っていった

日和は状況が掴めなかった

慎司、嘉樹の関係を聞くための呼び出しは初めてだったからだ

普段は慎司と常にいる日和は、周りから嫉妬や妬みの対象にされ、掴み合いの喧嘩になっていたのだ

『羨ましいな...』

慎司に自分の思いが伝えれない日和は、満面の笑みで喜ぶ彼女が羨ましかった

『慎司と一緒にいなかったら、私もあんなふうにはしゃいだりしたのかな...』

夢に思う日和
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