永遠に....
慎司は隙をみて家を抜け出し、日和の元へ毎日通った
慎司が一方的に話すだけだったが、何故か慎司は日和が気になってしかたなかった
自分を無視する相手がゆるせない
慎司はそんなことを思っていた
「日和、今日はどう?」
「...」
相変わらずな反応だったが、何か言いたそうな日和
日和が何か言いたそうなことは、慎司にもわかった
「どうしたの?」
「...」
いつもは、慎司がいても同じ場所で座っていた日和が慎司の前に来た
「何??」
「...」
フェンス越しに向かい合う二人
日和は何かを指しだした
「...これ...」
ボソッと日和はしゃべった
「?」
日和の声は慎司には聞こえなかったが、日和の手を見ると、小さな袋を持っていた
「...なにそれ?」
フェンス越しのため、慎司は受け取れない
「...クッキー...今日みんなで作ったの...」
下を向いたままボソボソ話す日和
慎司は必死に日和の言葉を聞いた
「僕にくれるの?」
うなずく日和
「...どうやって貰えばいい?」
「...!」
顔を上げた日和はフェンスに気づき、慎司にクッキーを渡せないことに、困った顔をした
「...」
「じゃあ、僕が取りに行ってあげるよ!」
慎司はフェンスを登り始めた
フェンスは2mもある高さ
日和は心配になった
「慎司様!!」
慎司を探していた雛がフェンスを登っている慎司を発見した
「雛!!」
「何をしているのですか!慎司様にもしものことがあったら‼」
雛は叱りながら慎司をフェンスから下ろした
「何故あんなことを!」
「日和が...クッキーくれるって...でも、これがあって...」
「...」
雛は日和の持ってる袋を見た
ヒクッヒクッ
泣きそうな慎司を見た日和は下を向いてしまった
「ごめんなさい、ごめんなさい...」
慎司が怒られてる所を見て泣いてしまった日和
「私が...私が悪いの...その子を怒らないで...」
子供の鳴き声を聞きつけて先生が走ってきた
「日和ちゃんどうしたの??」
泣き止まない日和
先生は泣く日和を見て、動揺した
「あなたがここの責任者ですか?」
雛の方を見る先生
「いえ...私は違います...」
雛の圧力に負ける先生
「その子が慎司様にクッキーを下さって、それを受け取ろうとして慎司様がフェンスをよじ登ろうとしました」
「えっ!」
「この子の目を放したこちらも悪いですが、この子を一人にしたあなた方大人にも責任がありますよ。今回は登る前に発見出来たからよかったものの、何かあってからじゃ遅いのですよ‼」
「申し訳ございません...」
先生は頭を下げた
「おい、雛!」
先生を叱りる雛を止める慎司
「今後、この子を外に出さないでください。慎司様もこちらに来ないようにキツク言っておきますので‼」
「止めろよ雛!!」
また泣き出した慎司
「申し訳ございません...気を付けます!」
「ごめんなさい...先生を怒らないで...」
日和はフェンスにしがみついて、大きい声で雛に謝った
「日和...ちゃん...」
感情を出す日和を見て、驚く先生
「...」
雛は先生の表情に疑問に思った
「今後気を付けてください!」
雛は慎司の手を引いて去っていった
「雛なんか嫌いだ!!」
雛の手を振りきろうと頑張るが、5才児の力では振り払えない
「雛なんか嫌いだ!!」
家に帰るまで、慎司は泣きながら言い続けた
慎司が一方的に話すだけだったが、何故か慎司は日和が気になってしかたなかった
自分を無視する相手がゆるせない
慎司はそんなことを思っていた
「日和、今日はどう?」
「...」
相変わらずな反応だったが、何か言いたそうな日和
日和が何か言いたそうなことは、慎司にもわかった
「どうしたの?」
「...」
いつもは、慎司がいても同じ場所で座っていた日和が慎司の前に来た
「何??」
「...」
フェンス越しに向かい合う二人
日和は何かを指しだした
「...これ...」
ボソッと日和はしゃべった
「?」
日和の声は慎司には聞こえなかったが、日和の手を見ると、小さな袋を持っていた
「...なにそれ?」
フェンス越しのため、慎司は受け取れない
「...クッキー...今日みんなで作ったの...」
下を向いたままボソボソ話す日和
慎司は必死に日和の言葉を聞いた
「僕にくれるの?」
うなずく日和
「...どうやって貰えばいい?」
「...!」
顔を上げた日和はフェンスに気づき、慎司にクッキーを渡せないことに、困った顔をした
「...」
「じゃあ、僕が取りに行ってあげるよ!」
慎司はフェンスを登り始めた
フェンスは2mもある高さ
日和は心配になった
「慎司様!!」
慎司を探していた雛がフェンスを登っている慎司を発見した
「雛!!」
「何をしているのですか!慎司様にもしものことがあったら‼」
雛は叱りながら慎司をフェンスから下ろした
「何故あんなことを!」
「日和が...クッキーくれるって...でも、これがあって...」
「...」
雛は日和の持ってる袋を見た
ヒクッヒクッ
泣きそうな慎司を見た日和は下を向いてしまった
「ごめんなさい、ごめんなさい...」
慎司が怒られてる所を見て泣いてしまった日和
「私が...私が悪いの...その子を怒らないで...」
子供の鳴き声を聞きつけて先生が走ってきた
「日和ちゃんどうしたの??」
泣き止まない日和
先生は泣く日和を見て、動揺した
「あなたがここの責任者ですか?」
雛の方を見る先生
「いえ...私は違います...」
雛の圧力に負ける先生
「その子が慎司様にクッキーを下さって、それを受け取ろうとして慎司様がフェンスをよじ登ろうとしました」
「えっ!」
「この子の目を放したこちらも悪いですが、この子を一人にしたあなた方大人にも責任がありますよ。今回は登る前に発見出来たからよかったものの、何かあってからじゃ遅いのですよ‼」
「申し訳ございません...」
先生は頭を下げた
「おい、雛!」
先生を叱りる雛を止める慎司
「今後、この子を外に出さないでください。慎司様もこちらに来ないようにキツク言っておきますので‼」
「止めろよ雛!!」
また泣き出した慎司
「申し訳ございません...気を付けます!」
「ごめんなさい...先生を怒らないで...」
日和はフェンスにしがみついて、大きい声で雛に謝った
「日和...ちゃん...」
感情を出す日和を見て、驚く先生
「...」
雛は先生の表情に疑問に思った
「今後気を付けてください!」
雛は慎司の手を引いて去っていった
「雛なんか嫌いだ!!」
雛の手を振りきろうと頑張るが、5才児の力では振り払えない
「雛なんか嫌いだ!!」
家に帰るまで、慎司は泣きながら言い続けた