永遠に....
慎司は隙をみては家を飛び出し、日和のいた場所に行った

「あら、君は...」

先生が慎司を見つけた

「ねえ、日和は??」

「日和ちゃんは、もうここにはいないの...」

「なんで!!」

「新しいご家族が見つかったのよ」

「...僕、まだクッキー貰ってないよ」

「....」

本当は日和は施設にいた

雛が今後二人を会わせないことを園長と約束したのだ

「また怒られちゃうよ。帰った方がいいよ」

「日和はどこに行っちゃったの??」

「...ここから遠い町に行っちゃったの...」

精一杯の嘘をつくしかなかった

「僕会いに行くから、教えて!!どこ!?」

「...」

「慎司様!」

慎司を探していた執事が慎司を発見した

「慎司君、日和ちゃんを元気にしてくれてありがとう。慎司君がいつも来てくれたから、日和ちゃん少しお喋りしてくれるようになったんだよ。ありがとね」

「日和はどこにいるの?」

先生は去っていった

「ねぇ!!」

「慎司様、帰りますよ」

執事は慎司を無理やり抱えて帰った

「みんな嫌いだ...」

執事の腕の中で泣く慎司
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