永遠に....
家に戻ると、雛が門の前にいた

「慎司様...」

慎司は泣きじゃくって目が腫れていた

「慎司様、あの施設にはもう行かないでください...」

「雛なんか嫌いだ!みんな嫌いだ‼」

その日から、慎司は笑わなくなってしまった...

無邪気に笑う慎司、甘えん坊の慎司

そんな慎司は居なくなってしまった...

それからの慎司は誰も信頼しなくなり、我が儘になり、気に入らないことごあると、親の権力を使うようになった

周りのお手伝い、雛でさえ押さえれられなくなっていった

あの子一人で、慎司が変わってしまったことを

本当のことを言うべきか...

言ったところで、慎司が元に戻るのか...

雛は悩んだ...
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