永遠に....
*

*

*

慎司は暇があれば施設に遊びにいくようになった

主人から許しがでたのだ

「父様!お願いがあります」

久しぶりに帰って来た主人が一息していた

「どうした?」

「...日和と一緒に住みたい!」

「!?」

慎司は直球に言った

「慎司!動物を飼うのと訳が違うんだぞ...」

今まで、犬や猫など欲しいと言ったら買い与えていた

「わかってる!」

「しかし...」

「日和は僕のモノになってくれるって約束したんだ‼」

「!!」

慎司は主人の目をじっと見つめた

「...」

今まで子供と向き合ったことなかった主人

5才児でも、ちゃんと主張するんだと感心した

「一週間は日本にいるから、一度その子を見てみるか...」

「うん!」

「勘違いするなよ。おまえがはまった子を見てみたいだけだからな。ここに住むのはそれから考えるから、期待するなよ」

「うん!」

主人もまた親友だった子供が気になっていた
< 31 / 52 >

この作品をシェア

pagetop