永遠に....
「日和様、お待ちしてました」

日和は雛のいる部屋へ入っていった

「慎司様の様子はどうですか?」

「特に変わったことはないよ。だけど...」

「だけど?」

「前に鈴木財閥の娘さんの誕生日会で...」

「...そのことで、今日はお呼びしました」

「えっ!」

「...もうじき旦那様がお帰りになります。その時に...」

「...」

日和は嫌な予感がした

「雛は何か聞いてる?」

「...まだハッキリとは...しかし、この屋敷でも噂になってますね」

「慎司と鈴木聖子さんの結婚話??」

「...はい...」

「やっぱり、嘘じゃなかったんだ...」

日和は力が抜け、ソファーにもたれ掛かった

「...」

「ねぇ雛、私どうなっちゃうのかな...」

「...わかりません。でも、旦那様はは貴方を捨てはしませんよ」

「...わかってる。だけど...私慎司の前で笑ってられるかな...」

「...」

日和の気持ちを知っている雛は何も言えなかった

「お茶入れますね」

雛は部屋を出ていった

「まだ先だと思うけど...」

日和はうなだれた
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