ガキ的愛情表現の結末【完】
哲也は保健室を出てグランドに向かったが、すぐに保健室の前に戻って有希を待った。
もしも髪を下ろしたままなら、束ねるよう言うつもりだったのだ。
可愛い有希を他のヤツらには見せたくない――。
すでに恋特有の盲目状態と独占欲が哲也を支配していた。
そして盲目状態は短時間で急速に悪化していた。
「あれ、まだいたの?」
保健室から出てきた有希はいつもの髪型だったにもかかわらず、哲也には、やはり有希が可愛く見えてしまうのだった。
もしも髪を下ろしたままなら、束ねるよう言うつもりだったのだ。
可愛い有希を他のヤツらには見せたくない――。
すでに恋特有の盲目状態と独占欲が哲也を支配していた。
そして盲目状態は短時間で急速に悪化していた。
「あれ、まだいたの?」
保健室から出てきた有希はいつもの髪型だったにもかかわらず、哲也には、やはり有希が可愛く見えてしまうのだった。