ガキ的愛情表現の結末【完】
「……ガラスのハート、ドキドキがすごいんですけど」

「ったく、試合前の緊張感ほぐそうと思って来たのに」


すでに試合への緊張は消え去っていたが。


「さらにドキドキさせてどうするんだっつーの」

「じゃあ、特別に、DVD2枚貸してあげるよ」

「それは、もういい。
 お笑いとか見る気分じゃねぇし」


哲也は抱きしめていた手を緩めて。





「オレ……おまえのことで、頭いっぱい――」






やっと素直になった2人が、ケンカの代わりにするのは、きっとーー。



                      END





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