キャンプ
りこが山道にさしかかったところで不満をもらした。
「海じゃないの?せっかく水着用意してるのに」
俺と真平は不満げなりこを尻目に大笑いした。
「大丈夫、泳げるから」と真平がいい、続けて俺が「そうそう。綺麗な湖があるから」と言った。
それを聞いたりこは、機嫌を取り戻し、しつこく行き先を聞いてきたのだけど俺達は教えなかった。
教えられない理由は二つあった。
一つは、プライベートビーチのように誰もいない場所でびっくりさしてあげたいこと。
もう一つはその場所を教えてくれたのが、仕事関係で、たまたま身寄りのある家族のところで、話し半分に聞いた場所だったから。
だから実際にあるのかもわからないし、また、りこは俺の仕事に不満があったからよけいにも言えなかった。
「海じゃないの?せっかく水着用意してるのに」
俺と真平は不満げなりこを尻目に大笑いした。
「大丈夫、泳げるから」と真平がいい、続けて俺が「そうそう。綺麗な湖があるから」と言った。
それを聞いたりこは、機嫌を取り戻し、しつこく行き先を聞いてきたのだけど俺達は教えなかった。
教えられない理由は二つあった。
一つは、プライベートビーチのように誰もいない場所でびっくりさしてあげたいこと。
もう一つはその場所を教えてくれたのが、仕事関係で、たまたま身寄りのある家族のところで、話し半分に聞いた場所だったから。
だから実際にあるのかもわからないし、また、りこは俺の仕事に不満があったからよけいにも言えなかった。