妖精さん!! 第1段階目
「可愛いからいいじゃん。」
「いや、可愛いと校則は関係無いから!!」
「それくらいじゃあ怒られねぇって。」
ど、どうなんだろうか。
「だいたいイメチェンには髪型かえんのが手っ取り早いんだよ。」
…手っ取り早いって他人事みたいに。
「それと、お前ニキビできはじめてんだろ。」
…テンパドールにしたときに少しばかりおでこに触ったのだろうか。
まだ、赤く目立っていないが、確かにでき始めているのには実感している。
「ぉ、乙女の悩みをドストレートにつくなよな。」
唇を尖らせムスッと言うが、一方の彼は顎を上げ見下ろすようにし、腕を組ながら私を見てきた。
「…なによ。」
「とりあえず背筋のばせ。」
不本意ながらもゆっくりと背筋を伸ばす。
「今日は宿題やって、すぐ寝ろ。いいな。」
「なんで。」
「ニキビには睡眠が、一番なんだよ。」
「なんか親みたいなこといってる。」
「ぶつぶついってねーで、早く宿題終わらせろ。」
「……はい。」
これが、私と妖精さんとの出逢いでした。
「いや、可愛いと校則は関係無いから!!」
「それくらいじゃあ怒られねぇって。」
ど、どうなんだろうか。
「だいたいイメチェンには髪型かえんのが手っ取り早いんだよ。」
…手っ取り早いって他人事みたいに。
「それと、お前ニキビできはじめてんだろ。」
…テンパドールにしたときに少しばかりおでこに触ったのだろうか。
まだ、赤く目立っていないが、確かにでき始めているのには実感している。
「ぉ、乙女の悩みをドストレートにつくなよな。」
唇を尖らせムスッと言うが、一方の彼は顎を上げ見下ろすようにし、腕を組ながら私を見てきた。
「…なによ。」
「とりあえず背筋のばせ。」
不本意ながらもゆっくりと背筋を伸ばす。
「今日は宿題やって、すぐ寝ろ。いいな。」
「なんで。」
「ニキビには睡眠が、一番なんだよ。」
「なんか親みたいなこといってる。」
「ぶつぶついってねーで、早く宿題終わらせろ。」
「……はい。」
これが、私と妖精さんとの出逢いでした。