妖精さん!!   第1段階目
目の前に写るのは……目?

いや……

ぼやけている視界が鮮明になっていくにつれ私の顔がひきつっていくのがわかる。

「ゆ…ゆ、有我!!??」
目の前にいる人の名前がわかった途端、私はその人の名前を叫んでいた。
と、同時に掴んでいた手を離し思いっきり有我からあとずさる。
「お前って本当寝起き悪いのな。普通この俺様と毛布間違えるかよ。」
そう言いつつ、頭をかく有我。
その様子は私より冷静で…なんかムカつく。
私一人あせってんのがバカみたいいじゃん。
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