妖精さん!!   第1段階目
…なんだか勝ち誇ったようなきがして、さっきとは少し違う笑みがこぼれた。
リビングの時計に目をやると、まだ5時半。
まだまだ遅刻しそうにないよ、お母さん。
心の中でそう思ったが、私じゃなく有我のおかげだと思うと、顔が曇った。
 冷蔵庫の中からサンドイッチを取り出してバンッと音がなるぐらい力強く閉める。
「おぅおぅ、ご機嫌斜めだねぇ。せっかくの気持ちいい朝だっていうのによぉ。」
声がした方をバッと振り向く。
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