愛と哀
おまけに……。
「なーなの」
学校から帰ってきて、春田くんは服に着替えもせず、私を寝室に連行。
ベットに寝転がって、まるで抱き枕のように私をキツく抱き締めた。
「ずっと七乃に触れられなくて、すっごいストレス溜まった。あぁ、良い香り」
「……」
ベタベタし過ぎじゃないか……?
そう心で思っても、決して口には出さない。
絶対に出しちゃいけない気がする。
―チュッ
「ちょっ……」
「覚悟して?多分、歯止め利かなくなると思うから」
「んっ……」
不意打ちに唇にキスをしてきたかと思ったら、彼はどんどん容赦なくキスで私を攻める。