愛と哀





「俺は七乃が好き。愛してる。世界中の誰よりも愛してるよ?」


「わ、たしは……」



春田くんの言い方が大袈裟過ぎて「私も」とは言えなかった。


それどころか、言ってる事が重いとすら感じた。





「愛してるからこそ、1つになりたい」


「春田くん……」


「もちろん七乃も俺と同じ気持ちだよね?」


「……っ」



ここで「うん」と言わなきゃいけないのに。

言葉に詰まるのは何故?



頭の中でグルグル考えてるうちに春田くんの手が再びスカートの中に侵入してきて、股の部分を下着の上から触った。



< 126 / 283 >

この作品をシェア

pagetop