愛と哀
「俺は七乃が好き。愛してる。世界中の誰よりも愛してるよ?」
「わ、たしは……」
春田くんの言い方が大袈裟過ぎて「私も」とは言えなかった。
それどころか、言ってる事が重いとすら感じた。
「愛してるからこそ、1つになりたい」
「春田くん……」
「もちろん七乃も俺と同じ気持ちだよね?」
「……っ」
ここで「うん」と言わなきゃいけないのに。
言葉に詰まるのは何故?
頭の中でグルグル考えてるうちに春田くんの手が再びスカートの中に侵入してきて、股の部分を下着の上から触った。