愛と哀
「ははっ。ビックリし過ぎ」
あ……意外。
クールなイメージの春田くんでも、笑うんだ。
頭の中でいろいろ考えてると、春田くんが私の隣の席に座った。
ちなみに私の席は1番後ろの窓際という特等席。
「あの……春田くん」
「何?」
「そこは……」
春田くんの席は、そこじゃないはずだけど。
「今日から俺、この席に座る。七乃の隣がいいから」
「……」
いつもの日常が、大きく変わろうとしていた……。
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