愛と哀
いつの間にか首輪は鎖に繋がれていた。
そして鎖のもう片方はベットの足に繋がれた。
「この鎖、結構長さあるからトイレは自由に行けるよ?俺の部屋の向かい側のやつね」
ちょっと待って。
まさかとは思うけど……。
「ずっと私に……首輪を付けておくつもり……?」
「そうだけど?だってこうしてれば七乃が勝手に外出する事ないじゃん。七乃のお世話が俺が何もかもぜーんぶするから心配しないでね」
眩暈と吐き気がした。
これからは、部屋一面が私だらけの空間で生活しないといけない。
自由を失った生活。
これからの未来はもう真っ暗だ。