愛と哀
果たして、この生活は幸せなのだろうか?
春田くんは私を監禁してるが、暴力は振ってこない。
私に怪我をさせたりはしてない。
母親と一緒に暮らしてるよりは、こっちの生活の方がまだマシなのかな?
「そういえばさ」
ボーっと考え事をしてると、春田くんが思い出したような声を出した。
「俺ら、付き合って結構経つけど……七乃は、そろそろ心の準備はできてる?」
「えっ」
何故か、心臓が嫌な意味でドキリとした。
「何、を……?」
「俺ら、恋人同士だよ?だったら……そろそろ体を1つにしたいな。七乃と繋がりたい」