愛と哀







「ねぇ、どうして私に構ってくるの?」



昼休み。


いつの間にか、2人で一緒に中庭のベンチに座ってご飯を食べるのが当たり前になりつつあった。




そこで、何で私に構うようになったのか理由を聞いてみた。






「構ったらダメなの?」



彼は箸を止めて、真っ直ぐ私を見た。





「そういうわけじゃ……」


「七乃と一緒にいたいから、一緒にいるんだよ」


「そう、なんだ……」



変わってる人だな……。


まさか、高嶺の花的存在の彼と一緒に過ごす事になるなんてね。




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