愛と哀





私は朝まで彼の死体に寄り添っていた。


一睡もできなかった。



朝になって、お風呂場でシャワーを浴びた。




人を殺した。


時間が経てば経つ程に、その事実が重くのしかかった。





「っ……うっ、ああっ……あああぁああぁぁっ……」


シャワーを浴びながら、意味もなく声を上げた。




1人で発狂し続けた。





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