愛と哀
「どうかな?気に入ってくれた?」
「あ、あのっ」
「いくつか新しい家具を買ったんだよ。漫画も今流行の物を買い揃えておいたよ」
すごい……。
本当にここが、私の部屋?
てゆーか広い……。
絶対に12畳はあるよね?
こんな立派な部屋に本当に私が……。
「春田くん……ごめんっ。まさか、ここまで」
「いいの。俺の気持ちって事で。受け取ってよ」
優し過ぎる……。
私にここまでしてくれるなんて。
「今日からはここが七乃の部屋だよ。ほら、見て。ここがクローゼットだよ」
春田くんはクローゼットを開いた。