愛と哀




連れて行かれたのは、寝室と思しき大きなベットが真ん中に置いてある広い部屋。


乱暴にベットの上に放り出された。



「あの……」


「……」



無言で春田くんは私に跨り、馬乗り状態になった。




「なっ何するのっ……」


慣れない状況に微かな恐怖を感じた。


「七乃」と彼は私の名前を甘く呟いた後……。





「んぅっ……」


私の首筋にキスを落とした。



普通のキスじゃない。
吸いつくような、強いキス。



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