ミチ


最初は独りだった。

だけど、

気がつくと周りには人がたくさんいた。

これは、競争なんだろうか。

負けられない。
気を引き締めた。


だけど、

微笑みかけてくる子がいた。

困った時に助けてくれる友がいた。

大切にしたい。

そう思える人ができた。

どうやら、
競争じゃなかったみたいだ。

ゆっくり歩こう。


すると、
後ろから急げとばかりに、けしかけてくる奴がいた。

突き落とそうと、邪魔してくる奴がいた。

足を引っ張る奴もいた。


邪魔しないでよ。

ただ、先が見たいだけなんだ。
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