忘れられない

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今日な２週間ぶりに彼に会える日。
メイクもお気に入りのワンピースもばっちり。
待ち合わせした公園でソワソワと彼を待つ。
子どもを遊ばせる母親たち。
いつかは私も…なんてつい想像してしまう。

「悪い。待ったか？」
「隆司！ううん。大丈夫だよ」
良かった、と優しく微笑んでくれる。
その優しい笑顔も大好きだ。
「そこの喫茶店に行こうか。喉乾いたし」
「うん！」
立ち上がり彼の隣に立つ。
さりげなく手を繋ごうとするとふとかわされた。
どうして…？
いつもなら隆司から繋いでくれるのに…
不安な気持ちを抱えたままドアを開けた。