君想い~密かに抱いた恋心~
「あ、優くん!」
教室に入った瞬間、
奈緒は優のもとへかけていった
「お、おい奈緒…」
なんだよ……
あんな楽しそうな顔して…
「…嫉妬中?」
「嫉妬中だねぇ」
「なっ?!
なんだよ、美桜とかすみか…」
「最近、奈緒と優くんずっと一緒だよね」
「私達が聞いても何にも教えてくれないよねぇ」
「な、なにが言いたいんだよ」
俺がそう聞くと 2人はニヤリと笑って
「「浮気」」
そう答えた。
「……楽しんでんだろ」
「そんなことないよねぇ、かすみちゃん」
「そうそう。まぁ瞬くんも優くんに
奈緒奪われないようにせいぜい頑張りなよ」
そう言い残し、2人はニヤニヤしながら
俺のもとから去っていった。