初恋も二度目なら
「い、いやっ!」
「何が」
「それ・・・嫌いです」
「あ?嘘つくな。おまえ、キス好きだろーが」
「そ、そうじゃなくて!あの・・・したの・・・」
「した?上下の下のことか」
「違いますよっ!そっちの下じゃなくて・・ベロの舌です」
「あぁー。それがどーした」
「だから・・・そのキスは、あまり・・・好きじゃない、です」
舌を絡め合うベロチューは、正直言って私は嫌いだ。
“アレ”同様、なんかすごく・・・原始的で生々しいというか・・・。
これは長峰さんのキスや“アレ”の仕方が下手だと言ってるんじゃあ、断じてない!
むしろ、彼に触れられたり、キスされたり、お団子ヘアをほどいてもらうことは好きだったし、気持ちいいというか、満たされた気がしたものだ。
でも、カッコいい長峰さんと、当時おデブだった私が、官能的なキスをしても、何と言うか・・・釣り合わない気がして・・・。
それに、筋肉質で均整の取れた体つきをしている彼の裸を見て、出腹で見えないところに脂肪ムチムチな、私のおデブ裸を見られるのは、本当に嫌だった。
もちろん彼は、面と向かって私に「デブ」とか、そういう類の言葉を言ったことは一度もないけど、やっぱり“アレ”をするのは、精神的に苦痛だった。
「何が」
「それ・・・嫌いです」
「あ?嘘つくな。おまえ、キス好きだろーが」
「そ、そうじゃなくて!あの・・・したの・・・」
「した?上下の下のことか」
「違いますよっ!そっちの下じゃなくて・・ベロの舌です」
「あぁー。それがどーした」
「だから・・・そのキスは、あまり・・・好きじゃない、です」
舌を絡め合うベロチューは、正直言って私は嫌いだ。
“アレ”同様、なんかすごく・・・原始的で生々しいというか・・・。
これは長峰さんのキスや“アレ”の仕方が下手だと言ってるんじゃあ、断じてない!
むしろ、彼に触れられたり、キスされたり、お団子ヘアをほどいてもらうことは好きだったし、気持ちいいというか、満たされた気がしたものだ。
でも、カッコいい長峰さんと、当時おデブだった私が、官能的なキスをしても、何と言うか・・・釣り合わない気がして・・・。
それに、筋肉質で均整の取れた体つきをしている彼の裸を見て、出腹で見えないところに脂肪ムチムチな、私のおデブ裸を見られるのは、本当に嫌だった。
もちろん彼は、面と向かって私に「デブ」とか、そういう類の言葉を言ったことは一度もないけど、やっぱり“アレ”をするのは、精神的に苦痛だった。