初恋も二度目なら
心地いい、かもしれない関係
「いっ!?今からというのはちょっとその・・・部長宅へお邪魔すれば、流れで“アレ”をすることになるだろうし。私には社内恋愛はもうしないという、恋愛ポリシーもありますし・・・ってちょっと待ってよ!一体何言ってるの!?私はっ!!!」

ぎゃああああ!
もう恥ずかしすぎて、このまま昇天してしまったほうが・・・いや、させてほしい・・・。
世のため私のため、そして部長のために!

顔はもちろん、たぶん全身まで羞恥心で真っ赤に染まっているであろう私は、すぐそばにいる部長の顔なんて、もちろん直視することができなくて、ひたすら俯き・・・スポーツサンダルから出ている、部長の足の爪を見ていた。

と思ったら、頭上からクスクスと部長の笑い声が聞こえてきた。
・・・あれ?部長・・・ウケてる?

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