初恋も二度目なら
「そーそー。もうかなり昔の話だし」と言った悠希さんの口調も顔も、悲しんでいるようには見えないので、安心した私は「はい」と言って軽く微笑んだ。
「俺らのじーちゃんばーちゃんたちもすでに亡くなってるし、親戚づきあいもそんなにしてねえからな。双子っつーのを抜きにしても、悠里とは仲いい方だと思う。かと言って、しょっちゅう連絡取り合ったり会ったりはしないけどな」
「最低月1会えば十分だろ」
「あの。部長がアメリカへ赴任中の時は・・・」
「俺がアメリカへフライトの時、会ってたよ」
「場所を問わずだったからなー、大陸横断したときもあったよな」
あぁ、私・・・この人とおつき合いをしていたんだよね。
そして6年もの間、この人と離れ離れになっていたんだ。
懐かしむ口調と、穏やかな笑みを浮かべている部長の顔を見た私は、改めてそう思った。
「俺らのじーちゃんばーちゃんたちもすでに亡くなってるし、親戚づきあいもそんなにしてねえからな。双子っつーのを抜きにしても、悠里とは仲いい方だと思う。かと言って、しょっちゅう連絡取り合ったり会ったりはしないけどな」
「最低月1会えば十分だろ」
「あの。部長がアメリカへ赴任中の時は・・・」
「俺がアメリカへフライトの時、会ってたよ」
「場所を問わずだったからなー、大陸横断したときもあったよな」
あぁ、私・・・この人とおつき合いをしていたんだよね。
そして6年もの間、この人と離れ離れになっていたんだ。
懐かしむ口調と、穏やかな笑みを浮かべている部長の顔を見た私は、改めてそう思った。