初恋も二度目なら
「ていうかー、ユウリくんって、サヤコちゃんにご家族のことを話したことないの?ってワタシ、素朴な疑問が湧いたんだけど」
「ない。こいつが聞いてこなかった」
「あ・・・そうですね。えぇ・・・」
「それに、自分が双子で、ユウくんって弟がいることも、言ったことないわけ?」
「ない。自分が双子だといちいち言ってどーする」
「ふーん。過去嫌な思いでもしたことあるの?ユウくんに恋人盗られたとか、カノジョさんが心変わりしたとかー」
「ない」
って答える部長は素っ気ないというか・・・。
と、悠希さんも思ったのか、「確かにそういう恋愛過去はないが、俺ら仲いいって言っても、互いに干渉し合ったりってのはほとんどしないし、恋愛は基本、秘密主義だよな?」と言った。
「ああ。だから悠希(こいつ)が“恋人紹介する”って言ってきた段階で、俺は驚いた。そんなん初めてだし。さらに相手が野郎だったことで、さらに驚かされたが」
「ワタシの外見は完全なオトコだけど、心はかなりオンナ寄りなのよ」
「らしいな」と言った部長は、ユキオくんにニカッと微笑んだ。
「ない。こいつが聞いてこなかった」
「あ・・・そうですね。えぇ・・・」
「それに、自分が双子で、ユウくんって弟がいることも、言ったことないわけ?」
「ない。自分が双子だといちいち言ってどーする」
「ふーん。過去嫌な思いでもしたことあるの?ユウくんに恋人盗られたとか、カノジョさんが心変わりしたとかー」
「ない」
って答える部長は素っ気ないというか・・・。
と、悠希さんも思ったのか、「確かにそういう恋愛過去はないが、俺ら仲いいって言っても、互いに干渉し合ったりってのはほとんどしないし、恋愛は基本、秘密主義だよな?」と言った。
「ああ。だから悠希(こいつ)が“恋人紹介する”って言ってきた段階で、俺は驚いた。そんなん初めてだし。さらに相手が野郎だったことで、さらに驚かされたが」
「ワタシの外見は完全なオトコだけど、心はかなりオンナ寄りなのよ」
「らしいな」と言った部長は、ユキオくんにニカッと微笑んだ。