初恋も二度目なら
それにしても、ユキオくんがいつの間にか作ってくれていた、余ったアンチョビとキャベツを蒸した一品は、とても美味しくて、ワインが進む。
ピザをオーブンで焼いてる今、私はグラス3杯目のワインを飲んでるところだ。

私、ワインをはじめとしたアルコール類を、こんなにたくさん飲んだことはないんだけど・・・。
まだ意識はハッキリしてるし、ちゃんと立ててるし。

何より、この場と、みんなとおしゃべりしているこの時間が、とても楽しい!




おしゃべりしながら、そしてつまみ食いしながら、ワインを飲みつつ、待つこと約20分。

「はぁい、できましたぁ・・・じゃんっ!」
「おおぉ!チーズがぷつぷつしてておいしそう!」
「おまえの表現はよく分からんが、美味そうだと思う気持ちはよく分かる」
「ドリンクは引き続きワインでいいよなー?」

と周囲でゴチャゴチャ騒いでいる間に、ユキオくんがピザカッターで器用にピザを切っていく。

< 205 / 256 >

この作品をシェア

pagetop