初恋も二度目なら
生地から手作りしたピザは、みんなでワイワイ楽しくおしゃべりをしながら作ったからか、文句なしにとても美味しい!
なんだかんだと言ってた部長は、照り焼きチキンピザをあっという間に食べちゃった、という話から、いつの間にかユキオくんのことに話題は移っていた。
「・・・ワタシ?うーん、そうねぇ。家庭科の先生をしていた母の影響か、小さい頃から料理の手伝いはしてたわねぇ。それだけじゃなくってー、おばあちゃん、ってワタシの父方の祖母ね。祖父母の中で唯一存命中の。そのおばあちゃんがね、いっつも“ユキオが作ったお味噌汁はとてもおいしい”とかね、必ず褒めてくれるのよー。だからー、“褒めてもらいたいから”が出発点なんだけど、お料理作るのは昔から好きだったわ」
「確かに、褒めてもらうと嬉しくて調子に乗るな」
「子ども心は単純だし」
「って部長っ?なんで私を見ながら頷くのよ!」
「“子ども心”と“単純”って言葉が、小夜ちゃんと重なってるんじゃねえの?」
「もうっ。悠希さんまで・・・」
褒められてるのか、励まされているのか、それとも私・・・酔ってるのか、もう全然分からない。
だけど、この場がすごく楽しいということは確かだ。
なんだかんだと言ってた部長は、照り焼きチキンピザをあっという間に食べちゃった、という話から、いつの間にかユキオくんのことに話題は移っていた。
「・・・ワタシ?うーん、そうねぇ。家庭科の先生をしていた母の影響か、小さい頃から料理の手伝いはしてたわねぇ。それだけじゃなくってー、おばあちゃん、ってワタシの父方の祖母ね。祖父母の中で唯一存命中の。そのおばあちゃんがね、いっつも“ユキオが作ったお味噌汁はとてもおいしい”とかね、必ず褒めてくれるのよー。だからー、“褒めてもらいたいから”が出発点なんだけど、お料理作るのは昔から好きだったわ」
「確かに、褒めてもらうと嬉しくて調子に乗るな」
「子ども心は単純だし」
「って部長っ?なんで私を見ながら頷くのよ!」
「“子ども心”と“単純”って言葉が、小夜ちゃんと重なってるんじゃねえの?」
「もうっ。悠希さんまで・・・」
褒められてるのか、励まされているのか、それとも私・・・酔ってるのか、もう全然分からない。
だけど、この場がすごく楽しいということは確かだ。