黒い羽と嘘と執着
部屋に入った私はそのままベッドにダイブする
………これから私はどうすればいい?
紅蓮の皆が何もしてない人に酷い事するとは思えない、でも、翼が嘘をつくとも思えない
それは皆といて見極めていくしかないけど………
本当、どうしよう?
少しだけだけど、これから私は翼の暴挙に荷担することになる
いや、違う、誰と今遊んでいるかなんて家族に聞かれたら教えるのは普通の事でしょ?
私は罪悪感を感じないようにするためにそう思うことにした
…でも私はその時今置かれた現実をしっかり見据えなければいけなかったんだ
目を背けた罪悪感は紛れもなく紅蓮の皆への『裏切り』から来るもので……
私の小さな裏切りが大きな波紋を起こすことになるなんて