恋のお相手は小さな男の子



逆にそんな例えがスルッと口から出てくる夕香の日常が気になるところだが。


それに夕香も気付いたのか、ハッとした顔をした後に、ゴホンッとわざとらしい咳払いをするという誤魔化しよう。



「つまり、葉月のメールはご近所のオバサンと同レベルって事よ」


「うっ、……それは嫌かも」


「でしょ」



私が佑真君へ送っていたメールの内容は、ご近所のオバサンレベルなんだったなんて……。


へこむかも、これ。



ショックからガクッと肩を落とすも、ハッと顔を上げ今度は私が夕香へと顔を近付けた。



「どうしたらいい!?」



オバサンレベルのメールしか思い付かないなら、どうメールしたらいいか聞けばいい事だ。


しかも今私の目の前には、その答えをさらっと答えてくれそうな夕香がいる。


そんなの聞かないなんて勿体ない!


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