裸足のプリンセス
藍「思い出したんだよね?」
少し俯き加減で頷く。
藍「頑張ったね」
『ぁ、あ゙り゙がどゔ…グスッ』
優しくて大きな手で
頭を撫でてくれる。
その暖かさに思わず涙が。。笑
少し落ち着いた頃、
『唯斗くん
唯斗くんのせいじゃないよ
少しでもお母さんと和解できたし。
嫌なことばかりじゃなかったから。』
唯斗「で、でも…!!」
『でもじゃない。
人生に嫌なことは付き物なんだし。
これが私たちの運命だったんだよ』
そこまで言うと黙ってしまう彼。
私はそっと彼の手を握って
『じゃあ罪を償って?
これからも私たちと一緒にいて。
罪悪感とか全部しまって。』
優しく微笑む。
『それがキミの
唯一の罪償い。』
唯斗「みんなと一緒にいてもいいの?」
瑠衣「何言ってんの」