裸足のプリンセス


あ、理人様も笑ってる…

無邪気に笑う姿を見て胸が高鳴る。


唯斗「ほーらっ!瑠衣も挨拶して!」


瑠衣「…うっせーな。

和田ワダ瑠衣ルイ。これで満足か?」



きー!!!

ムカつくっ!


あいつは様なんてつけなくていいわ!

俺様は瑠衣ね。


ガチャ

「「やっはろー!」」


『美夏!遼!』


二人に抱きつく私。


遼「探したんだよ?美雪」

美夏「ここにいてくれて良かったぁ…」


遼「みんな、ありがとね」

と、王子達に笑いかける遼。


…タメ?…知り合い?


美夏「はじめまして!
美雪の親友で、遼の妻の美夏でーすっ」


『遼…知り合いなの?』

遼「そそ!

今日来る予定だった俺のダチだよ!」


王子達と知り合いなんて…何者?!


藍「結婚式、行けなくてごめんね?」


遼「んーん!

美雪保護してくれた訳だし!

ありがと、兄さん」



『兄さん?!』


美夏「お兄様、お久しぶりです」


藍「久しぶりだね。

ほら、みんな座りなよ」


と、優しく微笑む藍様。



…状況がうまく読み取れない。


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