裸足のプリンセス


……今から?!

家じゃないんですけど!


急がなきゃ~!!泣









美夏「やっはろ~っ!」


『早っ!!』


彼女は既に家の前にいた。

それから二人で家に入って…


美夏「ドレスのことなんだけどね?
これ、覚えてる?」


彼女が見せてきたのは…


『あ…』


美夏「中学の時にデザインしてくれたウェディングドレス!」


そうそう、
私のデザイナーの夢が叶ったら
美夏に着てほしいなって…

懐かしいな~…


美夏「これね、作ってもらったの♡
持ってきたから見てほしくて…と

ジャンっ!どうだ!」


そこには

私がデザインした通りのドレスが…



『でも…なんか違う…』


美夏「えへへ♪美雪なら言うと思ってた!」


『流石美夏!

あの時描いたものと同じだけど…

デザイナーとしては何か物足りないんだよね…』



ん、よし!


『ちょっと貸して!』








うむ、我ながら完璧♪


『はいよ!』


美夏「わぁ…流石美雪!」


『ふふん♪』



< 4 / 128 >

この作品をシェア

pagetop