裸足のプリンセス
……今から?!
家じゃないんですけど!
急がなきゃ~!!泣
・
・
・
美夏「やっはろ~っ!」
『早っ!!』
彼女は既に家の前にいた。
それから二人で家に入って…
美夏「ドレスのことなんだけどね?
これ、覚えてる?」
彼女が見せてきたのは…
『あ…』
美夏「中学の時にデザインしてくれたウェディングドレス!」
そうそう、
私のデザイナーの夢が叶ったら
美夏に着てほしいなって…
懐かしいな~…
美夏「これね、作ってもらったの♡
持ってきたから見てほしくて…と
ジャンっ!どうだ!」
そこには
私がデザインした通りのドレスが…
『でも…なんか違う…』
美夏「えへへ♪美雪なら言うと思ってた!」
『流石美夏!
あの時描いたものと同じだけど…
デザイナーとしては何か物足りないんだよね…』
ん、よし!
『ちょっと貸して!』
・
・
・
うむ、我ながら完璧♪
『はいよ!』
美夏「わぁ…流石美雪!」
『ふふん♪』