裸足のプリンセス
❀with 東條 唯斗✿

唯斗side



みゆちゃんの過去には

正直驚かなかった。



なぜなら

僕はこの話を知っていたからだ。



全てを知っていた訳ではないが

当時、その頃から仲がよかった

りーくんから聞いていたんだ。

…部分もあった。



話を聞いた僕は

嫌な予感がした。




これだけでは終わらない気がしたんだ。



美雪ちゃんは近いうちに

全てを思い出す。



そんな気がした。



そして僕らの関係が

変わるような気がした。




……何故か?

みんなの瞳を見ればわかる。



みんな、自分で気づいてない人が

多いかもしれないけど



彼女に恋をしているんだ。


もちろん、遼とあーくんは

覗いてね?



ふふ、そう。

僕がどうかって?



それは…

秘密だよ。


< 76 / 128 >

この作品をシェア

pagetop